釣り方で選ぶ
ここでは、釣り方の違いによってロッドにどんな性能が求められるかを考えてみます。
表層を攻略する
表層(水面下10センチぐらいまで)を攻略するには、ロッドの性能はかなり重要です。
表層の釣りは、ティップの軟らかさがものをいいます。極端に言えば、ロッドで釣果が左右されます。
表層の釣りでは1g以下のマイクロスプーンを使うことが多いと思います。
ルアーが軽量になればなるほどテンションがかかりにくく、魚に容易に吐かれやすいのです。
ある程度深いレンジでルアーが泳いでいれば、ルアーやラインに水圧がかかっています。
そのルアーを魚が咥えると、吐き出したとときにオートフッキングする可能性が高いです。
しかし、表層では水圧がかかりにくいので、その確立がかなり低くなります。
表層の釣りでは、魚がルアーを咥えても違和感を持たれないティップを持つロッドが必要です。
- トラウティンスピン フィールドリーム FLDB
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微かなバイトも捉えるカーボンソリッドティップを持ったモデル。
2002年に登場以来、多くのアングラーから絶大な支持を受けています。
2007年からはLDBガイドの採用により、ティップの糸絡みを解消。
リールシートも改良され、エリアをより楽しむために進化し続けています。
ボトムを攻略する
ボトムを攻略するためのロッドは、表層攻略ロッドほどティップは軟らかくない方がいいです。
ティップは軟らかすぎると、ルアーやラインの重さ、水圧を受けるために操作性が悪くなるからです。
ルアーをわずか2g重くしただけでも、ティップに受ける抵抗はかなり変わるものです。
ティップはやや張りがあり、アクションはレギュラーからファーストアクションが使いやすいです。
- ベレッツァ GLABS-672UL-BB
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GLABS-BBは、その名の通りボトムバンピングに特化したモデル。
6フィート7インチという長さは、1g前後のスプーンもキャストしやすく、
適度に張りのあるチューブラトップにより、ルアーの操作性も抜群です。