ルアーロッド選びはバランスが大事。ターゲット、釣り場、釣り方をよく検討して。
ルアーロッドを選ぶには、ターゲットや釣り場、どんなルアーをキャストするかを考えることが必要です。
例えば、渓流でヤマメを狙うロッドで河口のシーバスを釣ろうと思っても、無理があります。
渓流でヤマメを狙うロッドは長さが6フィート前後で、適合ルアーウェイトが1~6g前後です。
使用するラインは4lb前後、使用するリールも1000~2000番クラスというセレクトになります。
それに対し、シーバスを狙うルアーは7~28g前後のルアーを使用することが多いです。
これは、ターゲットであるシーバスのベイトに合わせたルアーセレクトになるためです。
そうなると、適合ルアーウェイトが7~28gのロッドを使用するのがバランス的にはベストです。
使用するラインはPEの1.5号前後、使用するリールも3000~4000番と大きくなります。
仮に、渓流用のロッドでシーバスを狙おうとしても、使用範囲がかなり限定されてしまいます。
まず、適合ルアーウェイトを越えたルアーをキャストしなければなりませんので、遠投できません。
使用するラインも細いので、ラインブレイクに気をつけてルアーをキャストしなければなりません。
リトリーブ中も、ルアーの引き抵抗が大きいため思ったラインをトレースすることが困難です。
また、仮にシーバスがヒットしてもロッドパワーの問題で魚をランディングできないかもしれません。
このようにタックルバランスの悪いロッドを使うと、操作性の問題などで釣りになりません。
ルアーロッド選びは以下の要素を十分検討し、プラス「予算」と相談して決めるのがいいでしょう。
候補の中から自分にピッタリのロッドを選ぶには、ブランクやガイドなどの素材が気になりますね。
そんなときは、こちらのページを見てじっくり考えてください。
スピニングロッドを選ぶか、ベイトロッドを選ぶか
ルアーロッドにはリールシートの構造が違いから、スピニングロッドかベイトロッドかの選択があります。
スピニングロッドはスピニングリールを、ベイトロッドにはベイトリールをセットします。
スピニングロッドとベイトロッドの違いは、リールシートを見れば一目瞭然です。
ベイトロッドは、人差し指を引っ掛けるトリガーが付いています。スピニングにはそれがありません。
また、ガイド径の大きさも違います。これは、リールから出るラインの放出角度に違いがあるからです。
バスフィッシングでしたら、基本はベイトロッドとベイトリールの組み合わせがメインになります。
バスフィッシングで使用するルアーが比較的重いのと、障害物にルアーを打ち込む釣りが多いためです。
ただし、フィネス(繊細な釣り)を追求するのでしたら、スピニングタックルも必要です。
それ以外でしたら、スピニングロッドとスピニングリールの組み合わせがメインになるでしょう。
トラウトやバスなどの、フレッシュウォーターのルアーフィッシングの場合
フレッシュウォーター(淡水)の釣り場は、渓流、本流、河口、湖沼、管理釣り場など様々です。
各フィールドで様々なターゲットを狙うには、その釣りに対応したロッド選びが必要になります。
このページでは、ターゲット別にロッドの選び方を説明します。