リール選びは複雑怪奇。種類、番手、重さ、ドラグ性能、使用ルアー、使用ライン、狙うターゲット、ロッドとのバランス、カッコよさなど、選ぶ基準もさまざま。「どのリールを選べばいいの?」と迷うあなたにぴったりのリール選びをサポートします。

結論:リール選びは5W2H

検討要素

When(いつ)シーズン、日中、夜

Where(どこで)川、湖、河口、サーフ、磯

Who(誰が)自分、家族、ベテラン、初心者

What(何を)ターゲット、使用ルアー

Why(なぜ)釣り方、性能、使い勝手

How(どのように)ルアーの扱い方

How much(いくら)価格

ルアーフィッシングにおけるリールの役割

リールは単なる糸巻き機ではなく、キャストの精度やルアーの操作性、魚とのやり取りを左右する重要な道具です。適切なリールを選ぶことで快適性が増し、釣果も上がることでしょう。

リールの基本的な機能と重要性

リールの基本性能は、「投げる」「巻く」「ドラグ性能」の3つ。キャストと回収を繰り返すルアーフィッシングおいて、その選び方が重要になってきます。

例えば、スピニングリールは軽量ルアーを遠投しやすく、ベイトリールはピンポイントキャストに優れています。また、ドラグ機能が適切に働くことで、大型魚とのファイトでもラインブレイクを防げます。

リール選びを間違えると、釣り自体が成立しません。基本機能を理解し、自分の釣りのスタイルに合ったリールを選ぶことが大切です。

リール選びが釣果に与える影響

リール選びを間違えると、キャスト精度、ルアー操作、ランディングに影響が出ます。

リールが高価になるほど性能が高くなり、トラブルが少ないです。軽量ルアーがキャストできる、巻き心地が軽くてスムーズ、ライン放出やドラグがスムーズ、などです。

釣り場、釣り方での選び方も重要で、管理釣り場で3000番のリールを使うのは大きすますし、ブッシュから魚を引き抜く釣りでベイトを使わないのも、ラインブレイクして結果的に魚をキャッチできない可能性もあります。

このように、リール選びは釣果を左右する重要な要素であり、適切なものを選ぶことで釣りの楽しさが倍増します。スタイルに合ったリールを選ぶことで、より効果的に魚を釣ることができるでしょう。

リールの種類と特徴

リールの種類について、簡単に解説します。

スピニングリール

スピニングリールは、糸ヨレが少なくライントラブルが起こりにくいことが特徴で、初心者から上級者まで幅広く使われています。キャスト時にスプールが回転しないため、バックラッシュ(糸のもつれ)が発生しにくく、軽量なルアーでも遠投しやすい利点があります。さらに、操作がシンプルで直感的に扱えるため、初心者でもすぐに慣れることができます。

スピニングリールは、主に遠投が必要な釣りや、軽量ルアーを使う釣りに適しています。例えば、シーバスフィッシングやエギング、トラウトフィッシングなどでよく使用されます。また、サーフフィッシングのように波打ち際から遠くへキャストする必要がある釣りにも向いています。

ベイトリール

ベイトリールは、スプール自体が回転する構造になっており、パワフルな巻き取り力と高いキャスト精度が特徴です。特に、重めのルアーを使用する際や、障害物周りを狙う釣りに適しています。また、指でスプールの回転をコントロールできるため、キャストの正確性を高めることができます。

ベイトリールは、バスフィッシングやロックフィッシュゲーム、タイラバなどで多く使用されます。特に、カバー周りを狙うバス釣りでは、ピンポイントキャストが可能なベイトリールが非常に有効です。また、巻き上げ力が強いため、大型魚とのファイトでも力を発揮します。ただし、バックラッシュのリスクがあるため、慣れるまでは練習が必要です。

その他のリール(クローズドフェイスリールなど)

クローズドフェイスリールは、スプールがカバーで覆われた構造をしており、ボタンを押すだけでキャストができる初心者向けのリールです。ライントラブルが少なく、操作も簡単なため、初めての釣りに最適です。ただし、飛距離や巻き取り速度の面では他のリールに劣るため、本格的な釣りには向いていません。

また、フライリールやセンターピンリールなど、特定の釣り方に特化したリールも存在します。釣りの目的やスタイルに合わせて、最適なリールを選ぶことが重要です。

リール選びの基本ポイント

リール選びでは何をポイントにするか、簡単に解説します。

ターゲットとなる魚種と釣り場の環境

ターゲットとなる魚種と釣り場の環境に応じて、最適なリールを選ぶことが重要です。リールの性能が釣りのしやすさに直結するため、これらの要素を十分考慮する必要があります。

例えば、シーバスやヒラメなどの海のルアーフィッシングでは、遠投が求められるためスピニングリールが適しています。一方、ブラックバスのようにストラクチャー周りを狙う釣りでは、ピンポイントにキャストしやすいベイトリールが有利です。また、川や湖などの淡水での釣りでは、対象魚のサイズに応じたリールを選ぶ必要があります。

釣り場の環境、ターゲットの習性、使用ルアーをよく調べることが、リールを選びの第一歩となります。

リールのサイズ(番手)の選び方

リールのサイズ(番手)は、ターゲットとなる魚の大きさや釣りのスタイルに合わせて選ぶことが重要です。

番手が小さいリールは軽量で操作性が良く、小型の魚を狙う釣りに向いています。一方、番手が大きいリールはラインの巻き量が多く、パワーも強いため、大型魚や遠投が必要な釣りに適しています。

例えば、アジングやメバリングでは2000番前後のスピニングリールが使われ、シーバスやヒラメ狙いでは3000~4000番が主流です。また、ショアジギングや青物狙いでは5000番以上のリールが求められます。

釣り場やターゲットに応じたリールサイズを選びましょう。

ギア比と巻き取り速度の重要性

ギア比は、リールのハンドルを1回転させたときにスプールが何回転するかを示す数値で、ギア比が高いほど巻き取りが速く、低いほどパワーが強くなります。

青物など、素早くルアーを動かしたい釣りでは、ギア比が高いハイギアリールが適しています。一方で、ジギングや底物を狙う釣りでは、巻き取りの力が強いローギアリールが有利です。

釣りのスタイルに適したギア比を選ぶことで、ルアーの動きをコントロールしやすくなり、より効果的に魚を誘うことができます。

ドラグ性能の確認

ドラグ性能は、魚が引いた際にラインが切れないように適度な力でラインを送り出す機能で、大型魚とのファイトでは特に重要です。

シーバスやヒラメなどの大型魚がヒットする可能性の高い海釣りでは、強い引きに耐えられるスムーズなドラグ性能が求められます。一方、アジやメバルなどの小型魚狙いでは、繊細な調整ができるドラグ機能があると便利です。

ドラグ性能が優れたリールを選ぶことで、魚とのやり取りがスムーズになり、バラしを減らすことができます。

リールの重量とバランス

リールの重量とロッドとのバランスは、釣りの快適さに大きく影響します。適切な重量のリールを選ぶことで、長時間の釣行でも疲れにくく、操作性が向上します。

重すぎるリールは腕や手首への負担が大きくなり、軽すぎるリールはロッドとのバランスが崩れてキャストやルアー操作がしにくくなります。

適切な重量とバランスのリールを選ぶことで、長時間の釣りでも快適に過ごせます。購入時にはロッドと組み合わせて実際に持ち、バランスを確認することが大切です。

素材と耐久性のチェック

リールを選ぶ際には、使用されている素材と耐久性をしっかり確認することが重要です。それにより、長期間快適に使用でき、メンテナンスの負担も軽減されます。

リールのボディや内部パーツには、アルミニウム、カーボン、樹脂などの素材が使われています。

アルミニウムは剛性が高く、パワーファイトにも耐えられるため、大型魚を狙う釣りに適しています。カーボン素材は軽量で錆びにくく、長時間の釣りでも疲れにくいため、ルアーフィッシング全般に向いています。一方、樹脂製のリールは価格が安く、初心者向けですが、耐久性の面では他の素材に劣ります。どちらも金属製よりは軽いのですが、強い力が加わったときにねじれが発生してギヤの回転に影響を及ぼします。

それにより、シーバスやショアジギングで使用するリールは、塩害に強く耐久性の高いアルミニウムボディのものが適しています。逆に、アジングやメバリングのように軽さが求められる釣りでは、カーボン素材を採用したリールが最適です。さらに、船釣りや大物狙いでは、ギアやドラグ部分に高強度の金属を使用したモデルが推奨されます。

耐久性のあるリールを選ぶことで、長期間にわたって性能を維持しやすくなります。特に海釣りでは、塩害や砂によるダメージを受けやすいため、防錆性能が高いリールを選ぶことが重要です。購入時には、素材の特性を理解し、使用する環境に適したリールを選びましょう。

釣りのスタイル別リール選びのポイント

釣りのスタイルによって、最適なリールの種類やスペックは異なります。渓流や本流、河口、湖、サーフなど、環境に応じたリールを選ぶことで、快適な釣りが可能になります。

渓流ルアーフィッシング

渓流では軽量ルアーを扱うため、小型で軽量なスピニングリールが適しています。ドラグ性能がスムーズで、繊細な操作ができる2000番以下のモデルが理想です。おすすめは「シマノ 19ヴァンキッシュ C2000S」や「ダイワ ルビアス FC LT2000S」です。

本流ルアーフィッシング

本流では流れが強く、大型魚も狙えるため、パワーとドラグ性能の高いスピニングリールが必要です。2500〜3000番のリールが最適で、「シマノ ステラ 2500S」や「ダイワ イグジスト LT3000」がおすすめです。

河口ルアーフィッシング

河口ではシーバスやヒラメなどを狙うため、遠投性と耐久性に優れたスピニングリールが求められます。3000〜4000番のモデルが最適で、「シマノ ツインパワー 4000XG」や「ダイワ セルテート LT4000」が人気です。

レイクフィッシング

湖ではトラウトやバスをターゲットにすることが多く、スピニングとベイトリールのどちらも使用されます。トラウトには2000〜2500番のスピニングリール、バスにはベイトリールがおすすめです。「シマノ ヴァンフォード C2500S」や「ダイワ アルファス SV TW」が適しています。

サーフフィッシング

サーフでは遠投性能と耐久性が求められるため、大型のスピニングリールが必須です。4000〜5000番のモデルが最適で、「シマノ ストラディック SW 5000XG」や「ダイワ ソルティガ 4000」がおすすめです。

アユルアーフィッシング

アユのルアーフィッシングでは、繊細なドラグ調整ができる小型のスピニングリールが最適です。2000番前後のモデルが使いやすく、「シマノ カルカッタコンクエスト BFS」や「ダイワ プレッソ LT2000S-P」が人気です。

リールのメンテナンスと長持ちさせるコツ

リールを長持ちさせるためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。釣行後の洗浄や定期的なオイルメンテナンスを行うことで、リールの性能を維持できます。

日常的なメンテナンス方法

リールの性能を維持するためには、釣行後に適切なメンテナンスを行うことが重要です。特に海釣りでは塩分や砂が付着しやすいため、手入れを怠ると故障の原因になります。

釣行後は、リールを真水で軽く洗い流し、柔らかい布で水分を拭き取ります。その後、可動部分にオイルを差し、スムーズな動作を保つことが大切です。例えば、ベイトリールのハンドルやスプール軸、スピニングリールのベール部分には、定期的に専用オイルを塗布すると長持ちします。

適切なメンテナンスを行うことで、リールの寿命を延ばし、常に快適な使用感を維持できます。

定期的なチェックポイント

リールのトラブルを未然に防ぐためには、定期的な点検が欠かせません。特に長期間使用していると、内部のパーツが摩耗したり、劣化したりするため、早めに対処することが重要です。

チェックするポイントとしては、ドラグの滑らかさ、ハンドルやギアの異音、スプールの回転具合などがあります。例えば、巻き心地に違和感を感じたら、内部のギアにグリスを塗布したり、場合によっては専門店でオーバーホールを依頼するとよいでしょう。

定期的な点検を行うことで、大きな故障を防ぎ、リールを長期間快適に使用することができます。

保管時の注意点

リールを適切に保管することで、劣化を防ぎ、次回の釣行でも快適に使用できます。湿気やホコリを避けることで、サビやトラブルを防ぐことができます。

保管する際は、使用後にしっかり乾燥させ、専用ケースや布袋に入れて直射日光を避けた場所に置くのが理想です。湿気の多い場所にリールを放置すると、内部の金属パーツが錆びやすくなります。また、ドラグを強く締めたままの長期間放置はドラグワッシャーが潰れ、本来のドラグ性能が得られなくなるので、軽く緩めておくとよいでしょう。

適切な保管を心がけることで、リールの性能を長期間維持し、次回の釣行でも快適に使用できます。

リール購入時の注意点

リールを購入する際は、価格や性能、用途をしっかり確認することが重要です。高価なリールほど性能が優れていますが、必ずしもすべての釣りに適しているわけではありません。予算の目安や確認すべきポイントを押さえることで、自分に最適なリールを選ぶことができます。本記事では、リール購入時の注意点について解説します。

予算と価格帯の目安

リールは価格によって性能が大きく異なるため、予算を決めてから選ぶことが重要です。適切な価格帯のリールを選ぶことで、コストパフォーマンスの高い買い物ができます。

初心者向けのリールは5,000円〜15,000円程度で購入でき、操作性がシンプルで扱いやすいモデルが多いです。例えば、「シマノ ナスキー」や「ダイワ レガリス」はコストパフォーマンスに優れたエントリーモデルとして人気です。

中級者向けでは、20,000円〜50,000円の価格帯で、耐久性や巻き心地が向上した「シマノ ツインパワー」や「ダイワ ルビアス」などがあります。

上級者向けになると50,000円以上のモデルが多く、「シマノ ステラ」や「ダイワ イグジスト」など、長期間使用できる高性能なリールが揃っています。

予算に応じたリール選びをすることで、無駄な出費を抑えながら、釣りを快適に楽しむことができます。初心者のうちは手頃な価格のリールから始め、釣りに慣れてきたらステップアップするのがおすすめです。

購入前に確認すべきポイント

リールを購入する際は、ターゲットとする魚種や釣りのスタイルに合ったモデルかどうかを確認することが重要です。適切なリールを選ぶことで、釣りの効率が向上し、快適な操作が可能になります。

例えば、遠投が必要な釣りではスピニングリールの3000番以上が適していますが、ブラックバスのようにピンポイントキャストを求める釣りではベイトリールが便利です。また、防水性や耐久性もチェックし、特に海釣りでは防錆性能のあるモデルを選ぶことが大切です。

購入前に実際にリールを手に取ってみたり、レビューを参考にしたりすることで、自分に合ったモデルを選ぶことができます。

初心者におすすめのリール

ポイント

・スピニングリールを選ぶ
・管理釣り場で使うなら2000番
・内水面で使う最初の1台は2500番
・河口からサーフで使う最初の1台は4000番

初心者には、扱いやすくコストパフォーマンスに優れたスピニングリールがおすすめです。軽量でトラブルが少なく、さまざまな釣りに対応できるため、初めてのリールに最適です。

例えば、「シマノ サハラ」や「ダイワ レブロス」は、1万円前後で購入でき、操作が簡単で初心者でもスムーズに扱えます。また、2000〜3000番のスピニングリールを選ぶと、アジングやメバリング、シーバス釣りなど幅広い釣りに対応できます。

まずは基本的な操作に慣れることが大切なので、手頃な価格のスピニングリールから始め、経験を積んでから用途に応じたリールにアップグレードするとよいでしょう。

まとめ

リール選びは、釣果や釣りの快適さに直結する重要な要素です。自分に合ったリールを選ぶための総括と、リール選びに役立つ情報源をまとめます。

自分に合ったリールを選ぶための総括

自分に合ったリールを選ぶためには、釣りのスタイルやターゲットとなる魚に適したモデルを選ぶことが重要です。

リールにはスピニングリールやベイトリールなどさまざまな種類があり、それぞれに適した用途があります。アジングやメバリングのようなライトゲームには軽量なスピニングリールが向いています。一方、バスフィッシングではキャスト精度の高いベイトリールが有利です。また、ショアジギングやシーバスフィッシングでは、遠投性能に優れたスピニングリールが求められます。

自分の釣りのスタイルに合ったリールを見つけることで、快適に釣りを楽しむことができます。

リール選びに役立つリソースと参考情報

リールを選ぶ際には、信頼できる情報源を活用することが大切です。実際の使用感や詳細なスペックを調べることで、自分に合ったリールを見つけやすくなります。

リール購入前は、必ずメーカーの公式サイトや釣具店のレビューサイトで、スペックや特徴を確認するようにしましょう。「シマノ」や「ダイワ」の公式ページでは、各リールの詳細な性能や適した用途が紹介されています。また、YouTubeの釣り系チャンネルでは、実際の使用レビューが多く公開されており、リールの巻き心地やキャスト性能を映像で確認できます。

信頼できる情報を活用することで、失敗のないリール選びが可能になります。購入前に複数の情報源をチェックし、自分に最適なリールを選ぶことをおすすめします。