
リールのメンテナンスは大切だと分かっていても、時間がなくてつい後回しにしてしまうことはありませんか? そんな時こそ、「せめてラインローラーだけでも!」を合言葉に、簡単なメンテナンスを習慣にしましょう。ラインローラーはラインのヨレや摩耗に直接関わる重要なパーツですが、汚れや塩分が蓄積しやすく、定期的な洗浄が必要です。
リールパーツクリーナーの基礎知識
オーバーホールはできなくても、ラインのヨレや摩耗を防ぐ重要なパーツ「ラインローラー」は塩分や汚れが蓄積し回転不良を引き起こすため、メンテナンスしたいものです。そこで役立つのが リールパーツクリーナー です。
リールパーツクリーナーとは
リールパーツクリーナーは、リールの金属部分に付着した汚れや塩分、グリスの残りを洗浄するための専用クリーナーです。通常の水洗いでは落ちにくい頑固な汚れや古い潤滑剤をしっかり除去できるため、リールの動作をスムーズに保つために欠かせません。
「普通のパーツクリーナーでも代用できるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、リール専用クリーナーは 金属部品への影響が少なく、樹脂パーツやゴム製シールへのダメージを抑える成分 で作られているため、安心して使用できます。誤って強力な溶剤系のクリーナーを使うと、パーツが劣化し、最悪の場合、破損してしまうこともあるため注意が必要です。
市販のパーツクリーナーとの違い
「リール専用のパーツクリーナーは値段が高い…」と感じる方もいるかもしれません。しかし、市販のパーツクリーナーは強力な溶剤が含まれていることが多く、リールの 樹脂パーツやゴムシールを傷める 可能性があります。
例えば、自動車やバイク用のパーツクリーナーは、強力な脱脂力を持つものが多いため、リールの防水シールやベアリングに必要な保護膜まで落としてしまうことがあります。一方、リール専用のクリーナーは 適度な洗浄力とパーツへの優しさを兼ね備えており、リールの寿命を縮めずに安心して使える のが特徴です。
リールパーツクリーナーの選び方
リールパーツクリーナーにはさまざまな種類があり、用途に応じて適切なものを選ぶことが重要です。適切なクリーナーを選ぶことで、リールの性能を維持し、長期間快適に使用することができます。
樹脂部品への影響を考慮した製品選び
リールには 金属パーツだけでなく、樹脂パーツやゴム製のシールが多く使用されている ため、洗浄力だけでなく、パーツへのダメージも考慮してクリーナーを選ぶ必要があります。
一般的なパーツクリーナーには強い溶剤が含まれており、樹脂部分が白く変色したり、割れたりすることがあります。そのため、「リール専用」「樹脂対応」と記載されているクリーナーを選ぶことが重要です。例えば、ZPIの「F-0パーツクリーナー」 などは、金属や樹脂パーツに優しく、リールのメンテナンスに最適です。
おすすめのリール専用クリーナー
数あるリール専用クリーナーの中でも、特に人気の高い製品を紹介します。
ZPI「F-0パーツクリーナー」
リールのメンテナンス用に開発されたクリーナーで、 樹脂パーツやゴムシールを傷めず、適度な洗浄力で汚れを落とせる のが特徴です。速乾性があり、使用後すぐにグリスアップできる点もメリットです。
このような専用クリーナーを使用することで、リールの寿命を縮めずに効果的なメンテナンスが可能になります。
リールパーツクリーナーの使用方法と注意点
クリーナーの効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方を知ることが重要です。また、使用時の注意点を守ることで、リールを傷めることなく安全に洗浄できます。
スプレータイプとボトルタイプの使い分け
リールパーツクリーナーには スプレータイプとボトルタイプ の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途に応じて使い分けることが大切です。
- スプレータイプ → 部分洗浄に便利で、ピンポイントで汚れを吹き飛ばせる。
- ボトルタイプ → ベアリングや細かいパーツを浸け置きして、しっかり汚れを落とせる。
ラインローラーの洗浄には スプレータイプが手軽でおすすめ ですが、汚れがひどい場合はボトルタイプを使って浸け置き洗浄すると効果的です。
洗浄時の注意点とトラブル事例
リールパーツクリーナーを使用する際、以下のポイントに注意しましょう。
- クリーナーの内部が錆びていないか確認
→ 稀に、クリーナーの缶の内部が錆びていて、洗浄液に錆が混ざることがあります。使用前にノズルを軽く噴射して、異物が出ないか確認しましょう。 - 過度な洗浄はNG
→ 必要以上にクリーナーを吹きかけると、防水シールの保護膜まで落としてしまう可能性があります。適量を意識して使用しましょう。
洗浄後の乾燥と保管方法
洗浄後の乾燥が不十分だと、パーツ内部に水分が残り、 錆や腐食の原因 になります。
- クリーナー使用後は エアダスター などで水分を飛ばし、 完全に乾燥させる ことが大切です。
- 乾燥後は適量の グリスやオイルを塗布 し、ベアリングの回転をスムーズに保ちます。
- 直射日光を避け、湿気の少ない場所に保管することで、リールの劣化を防げます。