
もっと遠くにルアーを飛ばせたら……そう思ったことはありませんか?
釣りをしていると、「あと10メートル届けば届いたのに」と悔しくなる瞬間がありますよね。特にサーフや大きな川では、その差が大きな釣果の違いになります。
しかし短いロッドでは限界がある。何度もキャストしても届かないポイント。せっかくの釣り時間も、魚に出会えず終わってしまうのはもったいないですよね。
そんな悩みを解決してくれるのが“10ft(フィート)”のシーバスロッドです。10ftは約3メートルという長さがあり、遠投性能がバツグン。この記事では、このロッドの魅力や選び方、初心者でも失敗しないモデル紹介までわかりやすく解説します。
読めばきっと、自分の釣りスタイルにぴったりの1本が見つかります。釣果アップを目指すあなたの力になりますよ。
では早速、10ftロッドの魅力を一緒に見ていきましょう!
10ftシーバスロッドの主なメリットとは?
圧倒的な遠投性能
10ftのロッドは、キャスト時に大きな反発力を生み出すことができるため、ルアーをより遠くまで飛ばすことが可能です。特にサーフや大河川などの広いフィールドで、この遠投性能は非常に大きな武器となります。あと少し届かなかったポイントにルアーを届けることができることで、釣果に差が出るのです。
広範囲のサーチ力
長いロッドであれば、左右に広くルアーを投げることができ、同じ位置に立ったままでも広範囲を探ることができます。これはシーバスが回遊してくる場所を素早く見つける上で、とても重要な要素です。広く探ることで、魚との出会いのチャンスが何倍にも広がります。
足場の高い場所やサーフで有利
堤防やテトラポッド、磯場などの足場の高い場所では、短いロッドだとルアーを水面にうまく落とすことができません。10ftロッドなら、水面との距離を補ってくれるので、操作性も良くなります。また、波が高いサーフでもロッドを高く構えることで、ルアーをより安定して泳がせることができます。
10ftロッドのデメリットと注意点
取り回しがやや難しい
ロッドが長くなるということは、キャスト時や移動時の取り回しが難しくなるということでもあります。特に、釣り場までの道中や、木の枝などの障害物が多い場所では、ロッドが引っかかりやすくなります。キャストの動作も大きくなるため、狭いスペースでは扱いにくいというデメリットがあります。
疲れやすい(重さ・ロッド長による)
長いロッドは、どうしても重量が増える傾向があります。そのため、何度もキャストを繰り返す釣りでは、腕や肩が疲れてしまうことがあります。特に初心者や体力に自信のない人には、重さがネックになる場合があります。バランスの良いリールと組み合わせて、なるべく軽く感じられるように工夫する必要があります。
狭いポイントでは不向きなことも
小さな河川や都市部の運河、木が生い茂った場所などでは、10ftのロッドは扱いにくくなります。キャスト時に後ろを広くとる必要があり、木や壁などにルアーが引っかかるリスクが高くなります。こういった場所では、短めのロッドの方が操作しやすく、トラブルも少なく済むでしょう。
10ftはどんな釣り場・スタイルに向いている?
向いているフィールド例
サーフ(遠浅で広大なエリア)
サーフは広くて何も遮るものがない釣り場です。波の音を聞きながらの釣りは気持ちよく、人気も高いフィールドです。しかしその分、遠くにルアーを飛ばさないと魚に届かないことが多いのです。そんな時に頼れるのが10ftロッド。ロングロッドならではの反発力で、飛距離を稼ぐことができるため、沖にいるシーバスにもしっかり届きます。
河口・大河川(広くて流れが強い)
川幅が広く、潮の影響もある河口部では、流れが速くなります。そうした場所ではルアーが流されやすく、コントロールが難しくなりますが、10ftロッドなら角度を活かしてライン操作がしやすく、ルアーを流されにくくできます。また、広い川を横断するようにキャストしたり、下流から上流へルアーを通したりする際にも、長いロッドの遠投力が活きてきます。
干潟・磯場・堤防の先端など
干潟や磯場では、立ち位置によって水深が浅かったり、ゴツゴツした岩場だったりするため、慎重なルアー操作が求められます。10ftロッドの長さがあれば、岩の上からでもルアーを正確に投げ入れやすく、魚とのやり取りにも余裕が持てます。また、堤防の先端では足場が高くなりがちですが、そのような場所でも長いロッドはアドバンテージになります。
こんな人におすすめ!
遠投重視派
とにかく「もっと飛ばしたい!」という人には10ftロッドが最適です。広い釣り場で遠くのシーバスを狙うには、ロッドの長さによる飛距離アップが大きな武器になります。キャスト時の伸びやかさと、ラインの放出量の多さから、通常のロッドよりもずっと遠くまで届く感覚を得られます。
ライトショアジギングも兼ねたい人
10ftロッドは、シーバスだけでなく、青物などを狙うライトショアジギングでも活躍できます。比較的重めのルアーにも対応できるモデルが多く、1本でさまざまな魚種に対応したいという方にもおすすめです。専用ロッドを揃える前の「万能型」として使うのもアリですね。
大物狙い・ランカー狙いのアングラー
シーバスの中でも大型、いわゆる“ランカー”を狙いたい方にも10ftロッドは強い味方です。やり取りの主導権を握るには、ロッドの長さとパワーが重要になります。長くてしっかりしたロッドなら、大きな魚がかかっても落ち着いて対応できますし、ラインの余裕も保てます。
9ftや9.6ftとの違いは?10ftとの比較で分かる選び方
操作性 vs 飛距離のバランス
9ft台は軽快さと感度
9ftのロッドは、短めの設計になっている分、とても軽くて扱いやすいのが特徴です。特に港や運河など、キャストスペースが限られている場所では、この取り回しの良さが大きなメリットになります。ロッドが軽いと、細かなルアーアクションもしやすく、感度も高いため、アタリを逃しにくいです。初心者でも扱いやすく、疲れにくいという点も人気の理由のひとつです。
10ftは飛距離とパワーに特化
一方で10ftロッドは、何といっても「飛距離」と「パワー」に強みがあります。ルアーを思いきり遠くに飛ばしたいときや、重めのルアーを使いたいときには、その長さと反発力が活きてきます。また、ラインを操作する幅も広がるため、強い潮の流れの中でもルアーをしっかり泳がせることができます。大物とのファイトでもパワー負けしにくく、安心してやり取りができるのもポイントです。
自分のスタイルに合った長さの選び方
都市型釣り場→9ft前後
都市部の小さな河川や、壁際の釣り場、橋の下など、キャストスペースが限られる場所では、取り回しの良い9ft前後のロッドが向いています。混み合った堤防でも隣の人に迷惑をかけにくく、軽くて操作もラクなので、初心者や女性にもおすすめです。
オープンエリア中心→10ft
サーフや河口、大きな干潟などのオープンなフィールドでは、10ftのロッドが本領を発揮します。広くて障害物が少ない場所では、長いロッドを大きく振りかぶって思いきり投げることができます。魚がいるエリアまでしっかりルアーを届けたいという方にぴったりの長さです。
まとめ
このように、ロッドの長さによって得意な釣り場やスタイルが大きく異なります。9ftは取り回し重視、10ftは飛距離と遠征力、そして9.6ftはその中間でバランス型です。自分がよく行く釣り場、狙いたい魚、そして釣りのスタイルに合わせて、最適な長さを選ぶことが、後悔しないロッド選びのコツですよ。
9ftや9.6ftとの違いは?10ftとの比較で分かる選び方
操作性 vs 飛距離のバランス
9ft台は軽快さと感度
9ftのロッドは、短めの設計になっている分、とても軽くて扱いやすいのが特徴です。特に港や運河など、キャストスペースが限られている場所では、この取り回しの良さが大きなメリットになります。ロッドが軽いと、細かなルアーアクションもしやすく、感度も高いため、アタリを逃しにくいです。初心者でも扱いやすく、疲れにくいという点も人気の理由のひとつです。
10ftは飛距離とパワーに特化
一方で10ftロッドは、何といっても「飛距離」と「パワー」に強みがあります。ルアーを思いきり遠くに飛ばしたいときや、重めのルアーを使いたいときには、その長さと反発力が活きてきます。また、ラインを操作する幅も広がるため、強い潮の流れの中でもルアーをしっかり泳がせることができます。大物とのファイトでもパワー負けしにくく、安心してやり取りができるのもポイントです。
自分のスタイルに合った長さの選び方
都市型釣り場→9ft前後
都市部の小さな河川や、壁際の釣り場、橋の下など、キャストスペースが限られる場所では、取り回しの良い9ft前後のロッドが向いています。混み合った堤防でも隣の人に迷惑をかけにくく、軽くて操作もラクなので、初心者や女性にもおすすめです。
オープンエリア中心→10ft
サーフや河口、大きな干潟などのオープンなフィールドでは、10ftのロッドが本領を発揮します。広くて障害物が少ない場所では、長いロッドを大きく振りかぶって思いきり投げることができます。魚がいるエリアまでしっかりルアーを届けたいという方にぴったりの長さです。
おすすめの10ftシーバスロッド【用途・価格別】
初心者・コスパ重視モデル(〜1.5万円)
ダイワ リバティクラブ シーバス 100MH
遠投性能に優れており、1万円前後の価格で手に入る高コスパモデルです。少し重さはあるものの、初心者が最初に使うロッドとしては十分な性能があります。ルアーの重さにも幅広く対応し、河口やサーフでもしっかり使えます。
シマノ ルアーマチックMB S100MH
コンパクトに収納できるモバイルロッドで、旅行や遠征にも便利。感度や操作性もよく、価格以上の使いやすさが魅力です。PE1.0〜1.5号と組み合わせれば、シーバスはもちろん、ヒラメや小型青物も狙えます。
中級者・機能重視モデル(1.5万〜3万円)
シマノ ムーンショット S100M
軽量で振り抜けがよく、初心者からのステップアップにも最適。感度も高く、さまざまなシチュエーションに対応できます。バランスが良いため、長時間の釣行でも疲れにくく、多くのアングラーに支持されています。
ダイワ ラテオ 100MH
細身ながら強靭なブランクス設計で、パワーも十分。ランカーサイズのシーバスが相手でも余裕のやりとりができます。シャープなキャストフィールと繊細なルアー操作が魅力の1本です。
上級者・本格派向けモデル(3万円〜)
ダイワ モアザン ブランジーノ AGS 100M
最高クラスの感度と操作性を備えたフラッグシップモデル。とにかく軽く、長時間振っても疲れにくい。AGSガイドによってラインのブレも抑えられ、正確なキャストと繊細なアクションが可能です。
シマノ エクスセンス インフィニティ S100M
遠投性能と感度、操作性を高次元で融合させた名機。大型シーバスはもちろん、外洋に面したフィールドでも信頼して使える設計。価格は高めですが、長く使える1本として多くのアングラーに選ばれています。
2ピース?3ピース?持ち運びやすさもチェック
10ftロッドの分割構造と選び方
10ftロッドは長さがある分、そのままだと持ち運びに不便です。そこで多くのモデルは2ピースや3ピースといった分割構造になっています。
2ピースロッドは、強度と感度を重視した作りになっていることが多く、曲がり方がスムーズで大物とのやり取りにも安定感があります。その一方で、仕舞寸法(収納時の長さ)は約150cm前後になることが多く、電車やバスでの移動には少し不便なことも。
3ピースロッドは分割が細かいため、仕舞寸法が短くなり、バッグにも収まりやすいです。感度やパワーは若干落ちる場合もありますが、最近の製品は技術も進化しており、実釣性能ではほとんど差を感じないモデルも増えてきました。
電車釣行・遠征時はパックロッドも視野に
公共交通機関を使って釣りに行く人や、遠征釣行が多い人にとっては「携帯性」はとても大切な要素です。
そんなときにおすすめなのが「パックロッド」や「テレスコピック(振り出し)ロッド」です。これらは3ピース以上に分かれるタイプや、伸縮して収納できるタイプで、リュックにも入るほどのサイズに収まります。
シマノの「ルアーマチックMB」シリーズや、ダイワの「クロスビート」シリーズなどは、パックロッドとして人気があります。性能も向上しており、旅行や出張ついでの釣りにも活躍してくれます。
ロッドを選ぶときは、釣り場だけでなく「どう持ち運ぶか」も考えて選ぶと、あとで後悔せずに済みますよ。
【Q&A】10ftシーバスロッドのよくある質問
Q. 初心者でも使えますか? A. はい、使えます。最近の10ftロッドは軽量なものも多く、初心者にも扱いやすくなっています。最初は少し重く感じるかもしれませんが、慣れれば問題なく使えます。
Q. 10ftだと感度が落ちますか? A. 一般的には短いロッドより若干感度は落ちますが、最新のロッドは設計が工夫されており、十分な感度を持っています。高感度ブランクスや軽量ガイドを採用しているモデルを選べば安心です。
Q. シーバス以外にも使えますか? A. はい、使えます。ヒラメや青物、小型のブリやタチウオなど、多目的に使えるモデルも多いです。遠投性能がある分、広く探る釣りに向いています。
まとめ|10ftのシーバスロッドは「遠投派」の強い味方!
10ftのシーバスロッドは、飛距離を重視する釣り人にとって非常に心強い選択肢です。
広いフィールドを探る力や、足場の高い場所での操作性の良さ、大物とのやり取りに強い設計など、メリットがたくさんあります。もちろんデメリットもありますが、目的や釣り場に合わせて選べば、その力を最大限に活かすことができます。
初心者でも扱えるモデルも増えており、1本目として選んでも安心です。また、ライトショアジギングや他魚種への応用も効くため、1本で幅広く楽しみたい人にもぴったりです。
「あともう少し届けば釣れたのに」と思ったことがある方は、ぜひ10ftロッドを試してみてください。きっとその1投が、今まで届かなかった魚に届くはずです!