ルアーロッドの基礎知識

ルアーロッドを選ぶ前に、ロッドスペック(仕様)の見方について学びましょう

ルアーロッドは、ターゲットや釣り方によってたくさんの種類があります。
しかし、パッと見にはロッドの長さやグリップの違いぐらいしかわからないものです。

そのロッドのパワーや、適合ルアーウェイトなどは、スペック(仕様)を確認する必要があります。
このページでは、ロッドスペックの見方について解説します。

下記のロッドスペックを例にしてお話します。

【ロッド名称】      ufmウエダ STS-710Si
【標準全長】        7'10"
【仕舞寸法】       1.23m
【継数】            2
【標準自重】        98g
【先径】          1.5㎜
【元径】          8.1㎜
【ルアーウェイト】  2.7-12g
【ラインウェイト】    4-8lb

ロッドの長さ

上記スペックの【標準全長】がロッドの長さです。ルアーロッドの場合は、フィート(ft)で表します。
1フィートは約30.5センチです。1フィートは12インチで、1インチは約2.54センチになります。
上記の例の場合、7'10"ですので、8フィートから2インチ短いということで、約2.35メートルということです。

フィートとメートルの長さを換算すると、下の表のようになります。

ft 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
m 0.3 0.6 0.9 1.2 1.5 1.8 2.1 2.4 2.7 3.1 3.4 3.7

※1フィート(ft)は30.5㎝。12進法のため、12インチで1フィートとなる。

ロッドの継数と仕舞寸法

ロッドの継数とはロッドを継ぐ本数のことで、2分割を2ピース、3分割を3ピースと呼んだりします。
仕舞寸法とは、ロッドを分割した時のロッドの長い方の長さのことです。

実釣では特に気にすることはないですが、仕舞寸法は車に積み込むときに問題になることがあります。
ルアーロッドの場合11フィートまでは2本継ぎが多く、11フィートの仕舞寸法は170センチを越えます。
軽自動車などに積み込む際は、ぶつけてロッドを折らないように注意してください。

ロッドの重さ

上記スペックの【標準自重】がロッドの重量です。ロッドの重量は、あくまでも目安に考えてください。
というのは、実釣で100gと150gのロッドを使い比べて、100gのロッドが軽く感じるとは限らないからです。
なぜそんなことが起こるかというと、ロッドの持ち重りは「重心」の位置で大きく変わるからです。

重心は、ロッドにセットしたリールの重量でも変わりますし、ロッドの長さでも変わります。
ロッドにリールをセットした時、重心がリールフットの少し前にあるとバランスが良いです。
また、同じ重量でも長さが違うのロッドなら短いロッドの方が軽く感じます。

ロッドの太さ

上記スペックの【先径】【元径】がロッドの太さです。ロッドの太さはデザインなどで決まります。
先端はトップガイドの位置、元径はバットエンド部のそれぞれブランク部分の太さをいいます。

適合ルアーウェイト

適合ルアーウェイトとは、「このロッドで釣りをするのに適正なルアー重量」という意味です。
上記のスペックでは重さはグラム(g)表示ですが、バスロッドなどはオンス(oz)表示だったりします。
記載されている重さ未満や、それを越えるルアーを投げてはいけないという意味ではありません。

ルアーフィッシングでは、まずルアーをキャストします。ルアーが着水したらリトリーブ、そして回収します。
その一連の動作の中で、操作しやすいルアー重量が「適合ルアーウェイト」と考えればいいと思います。

記載されたルアー重量より軽いルアーを使うと、ロッドのしなりが足りずにキャストしにくいです。
重量オーバーのルアーを使うと、ロッド損傷の危険やルアーの飛距離不足、操作しにくくなります。

適合ルアーウェイトは、規格があるわけではないのでメーカーによってかなりバラツキがあります。
同じルアーウェイトのロッドを比べても、メーカーによって硬めだったり柔らかめだったりします。

オンスとグラムの重さを換算すると、下の表のようになります。

oz 1 3/4 2/3 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32
g 28.4 21.3 18.9 14.2 7.1 3.5 1.8 0.9

適合ラインウェイト

適合ラインウェイトとは、「このロッドで釣りをするのに適正なライン負荷」という意味です。
使用するルアーや適合ルアーウェイト、ロッドガイドの大きさに合わせた設定になっています。

ラインの強度はポンド(lb)で表します。1ポンドは453gです。
ポンドとキログラムの重さを換算すると、下の表のようになります。

lb 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
kg 0.45 0.91 1.36 1.81 2.27 2.72 3.18 3.63 4.08 4.54

※1ポンド(lb)は約453.6g。16進法のため、1lbで160ozとなる。

ルアーロッドのパワー、アクションについて

上記のスペックには載っていませんが、ロッドのパワーやアクションについても覚えておきましょう。

ロッドのパワー

ロッドのパワーとは硬さのことで、下の表のようにウルトラライト(UL)からヘビー(H)まであります。
ウルトラライト(UL)が柔らかく、ヘビー(H)に向かって硬くなります。
ロッドのパワーは、使用するルアーウェイトを基準に選ぶのが基本です。

パワー ウルトラライト ライト ミディアムライト ミディアム ミディアムヘビー ヘビー
記号 UL L ML M MH H
ライン(lb) 2~6 4~8 6~10 8~14 12~16 16~20
ルアー(g) 2~7 5~14 6~15 6~18 7~28 10~35

※この表はあくまでも目安です。

ロッドのパワーは、規格があるわけではないのでメーカーによってかなりバラツキがあります。
表記方法もまちまちで、バスロッドではメガバスやシマノのようにのように数字で表すメーカーもあります。
同じロッドパワーであっても、アクションやブランクの違いにより、使用感がかなり変わります。

ロッドのテーパーアクション

ロッドのテーパーアクションとは、ロッドに一定の負荷をかけたときの曲がり方のことです。
ロッドの種類ごとに、最適なアクションをメーカーで設定しています。

ロッド全体をみて、先端のティップ付近が柔らかくて曲がるのをファーストテーパー(先調子)といいます。
これに対し、ロッドの全体が弧を描く(パラボリック)ように曲がるのをスローテーパー(同調子)といいます。
その両者の中間で曲がるのがミディアムテーパー、またはレギュラーテーパーといいます。

ロッドテーパーアクションとロッドパワーは同じ意味ではありません。
つまり、ファーストテーパーだから硬い、スローテーパーだから柔らかいということではありません。
柔らかくてもファーストテーパーのロッド、硬くてもスローテーパーのロッドは存在します。
あくまでも、硬い、柔らかいはロッドパワーの問題で、負荷の大きさでロッドの曲がり方は変化するのです。